そもそも、シフォンケーキとは?
「シフォン(chiffon)」とは「絹やレーヨンのような薄い織物」のことで、召し上がったことのある方なら、その柔らかい食感から納得できる名前ですね。商品の写真を見ていただくとわかりますが、形も少し変わっていて、普通のスポンジケーキより背が高く、中央に円筒状の穴が開いています。
見かけだけでなく、その食感や形の秘密もまた特徴的です。まず、シフォンケーキの材料にはバターを使いません。代わりに、低カロリーでコレステロールゼロの植物油を使います。この植物油の軽さが、ふわふわで柔らかい生地の秘密のひとつです。
材料には、元々はベーキングパウダーを使うのが一般的でしたが、昨今の健康志向の流れでしょうか、日本で見る比較的新しいレシピではベーキングパウダーを使っていないものも増えてきているようです。もちろん、シュワリでも使っていません。新鮮な卵白をきちんと泡立てれば、メレンゲに入った細かい空気の泡の力で膨らませることができるからです。
簡単に特徴をあげるとこのような感じですが、食感の微妙な違いなど、追求していくととても奥の深いケーキです。そして、その歴史にもちょっとしたストーリーがあります。
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