2007年08月16日
『BRUTUS(ブルータス)』のお取り寄せ特集号が発売されました……
いえいえ、今回はシュワリをご掲載いただいたわけではないんです。
そうではなくて、実はこの「お取り寄せ」特集号が発売されることは、シュワリにとってちょっとした事件なんです。
もう1年半以上前に、同じブルータスの「日本一の『手みやげ』はどれだ!?」という特集で、シュワリもバニラシフォンケーキをご紹介いただいたのですが、実はいまでもときどき、それをご覧になってお求め下さる方がいらっしゃるのです。
# 「完全保存版」はダテではありませんね。
さらに嬉しいのは、これをご覧になってお求め下さる方は、こちらが特に丁寧に対応させていただきたくなるようなお客様ばかりなのです。ちょっとしたメールのやり取りなどでもセンスを感じたり……。掲載していただいて、本当にありがたいことでした。
それが、実質的にリニューアル号が発売されたようなものですので、シュワリをご掲載いただいた号が廃棄されるきっかけになったり、毎号チェックされていたり頻繁に購入される方は、当然ながら最新号のほうに目が行くわけです。
というわけで、掲載いただいた効果が薄れることが容易に予測されるという意味で、シュワリにとってはちょっとした「事件」なのです。
しかも今回の「お取り寄せ」特集では、なんと「マンゴーづくし」なるジャンルがあったりするのです!
そうなんです。
シュワリでは、この時期(8月13日)になって「マンゴーシフォンケーキ」を発売したんです。
も、もう2,3ヶ月早ければ、ご掲載いただけたかも!?
そ、そう簡単な話ではありませんね……(汗
というわけで、2重に衝撃を受けた出来事でした。
ちょっと悲観的な空想を書いてしまいましたが、そのマンゴーシフォンケーキは、おかげさまで発売直後から好調です!
早速お求めくださった皆さま、本当にありがとうございます!!
苦労してレシピを研究した甲斐がありました!
●今日のサイト
2007年08月14日
マンゴーシフォンケーキを発売しました(数量&季節限定)
シュワリのメールニュースをご購読くださっている皆様には先にお知らせしていますが、RSSなどでチェックされている方もいらっしゃるようですので、こちらでも……。
ここ数年、スイーツ界でブームとなっているフルーツといえば、ずばり「マンゴー」ですよね。
実は当店でも、開店以来、お客様からのリクエストがもっとも多い素材のひとつでした。
そのマンゴーの中でも、当店のシフォンケーキに利用できるものがようやく見つかり、今回ご案内させていただけることになりした。
スリランカ産のマンゴーで、SKAL INTERNATIONALによるオーガニックの認定も受けており、酸味と甘味が絶妙です。
ただ……、このマンゴーに限らず、トロピカルフルーツはレシピがとても難しいんです。
というのも、果汁にタンパク質を分解する酵素が含まれているため、シフォンケーキに入れるとなかなかうまく膨らまないのです。。お菓子作りのご経験がある方ならば、ご存知かもしれませんね。
# 卵にも小麦粉にも、タンパク質が含まれていますから、当然ですよね……。
最初は、マンゴーのピューレを生地に混ぜて焼いてみたのですが……、分量をいくら調整しても、ことごとく失敗。
大きな空洞ができたり、まったく膨らまなかったり……、とても商品としてお出しできるものにはなりませんでした。
そんな苦労の末に行き着いたのが、ドライマンゴーでした。
ただ、硬いドライマンゴーをそのままシフォン生地に入れては美味しくいただけません。
そこで、水分を含ませて柔らかくもどすわけですが、今度はこの柔らかさの程度で四苦八苦。
マンゴーに限らず、たとえばフレッシュフルーツなど、水分を多く含んだフィリング(具)を混ぜると、シフォンケーキの生地はその部分に穴があいてしまうのです。
というわけで、もどしすぎると周辺の生地に穴が開いてしまい、硬いままだと美味しくない……。
本当に、微妙です。
そんな苦労の末、あれこれ試して行き着いたのは、生地を作るのとあわせて、ほんの数分間だけ、その乾燥したマンゴーの果実を同じオーガニックのマンゴーピューレに漬けてもどすという工程でした。
このように適度な柔らかさにもどしてから、生地に混ぜ込んで試したところ……、
気になるほどの大きな穴が開くこともなく、
一方でドライマンゴーが硬かったりもせず、
本当に美味しく焼きあがったのです!
すでに、お試しいただいた方からはご好評をいただいております。
原材料入手の都合により、数量と暑い季節の限定ではありますが、あなた様にもぜひ、この美味しさをお楽しみいただければと思います。
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