2004年09月29日

「盛り付け」とは違うのですか?

今日、たまたま機会があってフードビジネス業界の求人広告をパラパラとめくっていたら、ちょっと、いえいえ、かなり気になる言葉を見つけてしまいました。

その言葉というのは、「製造ラインで弁当箱に具材を入れる作業」です。

お弁当を製造販売している会社の募集広告なのですが、 これを読んで私は、(少なくともこれを書いた人事担当者の方は※)「(お客さまが召し上がる)食べ物を扱っている」のだという感覚が麻痺してしまっているのではないかと感じられてならないのです。

些細なひと言なのでしょうが、些細なひと言だからこそ、気持ちが現れるものではないでしょうか? その商品(お弁当)の先に「お客さまが美味しく召し上がっているシーン」を思い描くことができれば、すなはち「お客さま」志向であれば、「具材を入れる」ではなく、「盛り付ける」という言葉が自然に出てくる気がしてなりません。

産地や賞味期限の偽り、某牛乳ブランドの崩壊など、ここ数年、食品に関する信頼失墜のニュースがあとを絶ちません。

明日は我が身……などということの決してないよう、気を引き締めて、お客さまの笑顔をイメージしながらシフォンケーキを焼き上げたいと思います。

※……実際には、他社(広告会社や出版社)の担当者が書いたものかもしれませんが。

Posted by shuwary owner at 23:00 | コメント (0) | トラックバック


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2004年09月28日

物件さがし

シフォンケーキのオンラインショップは、保健所の区分では菓子製造業になります。

しかしながら、菓子製造業の営業に必要な施設を確認してみると、客席が不要である以外は、普通の飲食業とあまり違いがないのです。

というわけで、営業許可を得るには専用の厨房が必要なため、最近は不動産屋さんを訪ねる日々。客席スペースの狭い店舗物件を探しています。美味しいシフォンケーキを日本中の皆さまにお届けするために、頑張ります。

Posted by shuwary owner at 23:47 | コメント (0) | トラックバック


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音来(にらい)の誕生物語

先日、深夜のテレビでドキュメンタリー番組(おそらく再放送)を観ました。
その品質の高さで、業界では世界的にも高名な岐阜県の矢入ギター。番組は、同社による普及品市場への参入物語といった内容でした。

開発するのは、BEGINの比嘉栄昇氏がプロデュースした「一五一会(いちごいちえ)」の普及品。沖縄の言葉から「音来(にらい)」と名付けられ、すでに2004年春から発売されているようです。

印象深かったのは、矢入ギターの職人魂と社長さんの経営感覚との絶妙なバランスです。
普及品(≒量産品)を生産するには、これまでと同レベルのこだわりを保つことはできないけれども、一方で自社ブランドのアイデンティティを維持するには一定の品質を保たなければなりません。

そんなジレンマを胸に、外注先を探すために工場を訪問する社長。1件目は、地元の金融機関から紹介された家具を作ってきた老舗の業者さん。最近は中国メーカーなどに仕事を奪われて苦戦している様子です。

その工場を訪問した矢入社長は、大型機械の導入など、量産体制を重視してきたことで職人の腕が育っていないことに気づきました。先方の社長とも話し合い、繊細な調整を要するギターの生産体制とはそぐわないことを伝えました。

2件目は、地元で木箱の生産を続けてきた工場。こちらは、贈答用の菓子箱など、量産とはいえ手作業の多く残る生産体制を維持しているようです。

矢入社長は、苦労しながらもノウハウを吸収してくれそうなこの会社に期待して、提携を決めました。その結果、予想通り大変な苦労はあったようですが、一定レベルの品質を保った量産体制を実現しました。

「本物が選ばれる瞬間」を目の当たりにした気がしました。
当店も、選ばれる店であるために、本物をご提供し続けられるよう精進しようと思います。

■今日の逸品
一五一会/音来

Posted by shuwary owner at 00:47 | コメント (0) | トラックバック


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